「もし、もっとお金持ちだったら」
「もっと自分が有名だったら」、
「もっとイケメンだったら」、
「もっと学歴が高かったら」など、
このような要素が自分にあれば、幸せになれるはずなのに・・・、
と思っていることはありませんか?
もし、あなたがそう思っているのであれば、
幸せになるための条件を間違っている可能性があります。
これらの要素はあくまでも人生をより楽しく、幸せに感じるための
一要素にしかすぎません。
※しかも、幸せを感じる要素としてのウェイトはかなり低いものです。
このことは後でお伝えします。
でも、多くの人がこれらの要素が備わることで、
幸せが手に入ると思っています。
思っていると言うより、
思わされていると言ったほうがよいかもしれませんが。
ご多分に漏れず、私もそうだと思い込んでいました。
そして、これらのことを常に追い求めて生きてきていました。
ところが、
(これらの要素をバッチリ備え付けられたかというと全くではありますが・・・)
仮にこれらを手にしたところで、幸せにはなれないことに気づきました。
(もっと早くあの時の自分に「それじゃないっ!」て教えてあげたかったなあ^^;)
このことについては、私のプロフィールで詳しく書いています。
ご興味があればこちらをどうぞ!(プロフィールへリンク)
お金を持っていれば幸せなのか?
話をもとに戻しまして、
たとえばお金に関しては、多くの人がお金をたくさん持っていれば、
幸せになれると思っていますよね。(「お金じゃない」と言いつつも)
お金に関しては、ある一定の数字を超えると幸福度が上がらなくと
言われています。
最も有名な研究結果として色んな書籍などで紹介されているのが、
カーネマン博士の研究で、幸福度は所得に比例して増加するものの、
年収7万5千ドル(日本円だと800万円と言われることが多い)を超えると、
ほとんど頭打ちになってしまうことがわかっています。
また、経済学における「収穫逓減の法則」がお金にも当てはまるそうです。
※収穫逓減の法則をざっくりと言うと、資金や労働力をバンバンつぎ込んでいって、ある一定のところを超えると、生産量の増加文が減っていき、ついには頭打ちになるというもの。
「収穫逓減の法則」の詳細はこちら(コトバンク:http://urx.blue/0MmY)
いずれにしても、お金は持てば持つほど満足できなくなり、
幸せに導いてくれるものではなくなってしまいます。
ですので、
お金を持つことは自分の人生でどれくらい大切なことなのか?
どれくらいお金を持っていたら自分は満足するのか?を
明確にしておいた方がお金で人生を狂わせることがないです。
幸福度の値は生まれたときに決まっている!
お金以外の要素についても、
幸せを感じる要素としてのウェイトはかなり低いということを書きましたが、
その理由は、・・・
幸福を決定するものの内訳が決まっているからです。
人はそれぞれ幸福度の設定値を持って生まれてきます。
その設定値の内訳は、
50%は遺伝によるもので、
40%は日々の意図的な行動、
10%は環境によるものです。
この環境とは、お金・容姿・学歴・既婚か非既婚かなどの
要素を指します。
これに基づいて考えると、
私たち(私だけじゃないですよね^^;)は、わずか10%のことで
自分が幸せかどうかを判断し、一喜一憂していることがわかります。
もし、あなたが本当に幸せになりたいと思っているのであれば、
わずか10%のことではなく、
もっと大きなウェイトを占める40%の日々の意図的な行動に
取り組む必要があります。
※遺伝はどうしようもないですね・・・。
この40%を変えていくことで、自分自身の幸福度を増加させることができ、
結局は残りの10%にも多大な影響を与えていくと私は考えています。
実際そうなっていきそうな気配を私自身が感じているところでもあります。
この当たりことはまたの機会に!
参考:ソニア・リュボミアスキー 著,金井真弓 訳
『幸せがずっと続く12の行動習慣』日本実業出版社 2012年