人の不幸を蜜の味に感じる人は、自分が不幸である
あなたは他人の成功や幸せを心から喜べますか?
それとも、他人の失敗や不幸は蜜の味ですか?
どちらのタイプの人が幸せになれそうでしょうか?
当然、前者のタイプの人が幸せになれるというか、
前者のような人はすでに幸せな人だという研究結果が
出ています。
“「最も幸福な人々は他人の成功から喜びを得ることができ、
他人の失敗を目の当たりにしたときは心づかいをする」”
“不幸な人々は、同僚の業績や成功を喜ばずに意気消沈し、
失敗や破滅を目の当たりにすると、同情せずに安堵する”
(引用元:ソニア・リュボミアスキー 著,金井真弓 訳
『幸せがずっと続く12の行動習慣』日本実業出版社 2012年)
後者みたいなやついるいる!
ってめっちゃ私のことなんですけどね(笑)
今でこそマシになっていますが、
かつての私はまさにこのとおりの人間でした。
実はこれは人との比較(社会的比較)に
注意を向けすぎる人の考え方の特徴なんです。
他人と比較しすぎると傷つきやすい
社会的比較に注意を向けすぎる人は、
傷つきやすく、何かにおびえ不安を抱えています。
これだと気が休まることがないですね。
実際、私もありませんでした。
常にピリピリムードで、自分が人より劣ってないか、
変わったことをしていると思われていないか、
といったことが気になって仕方ありませんでした。
さらに、これは私の個人的な考えですが、
人の失敗や不幸を見て安心するという思考だと、
自分を成長させるという観点からもマイナスです。
人と比べるので、ある程度は努力して成長もします、
しかし、敵わないと思う相手や、問題が現れたときは、
立ち向かわずに回避しようとしてしまうので、
その時点で成長が止まります。
私だけですかね??こんなこと^^;
タイガーウッズから見る自信のある人の行動
ここで、
タイガーウッズの有名なエピソードをご紹介します。
あるゴルフトーナメントで優勝を争っていたタイガー。
タイガーはすでにホールアウト、
残すはライバルのパッティングのみ。
パットが入ればプレーオフ、
外れればタイガーが優勝の場面。
そのときタイガーはなんと!!
相手のそのパットを「入れ」
と願っていたそうです。
結局パットが外れて、タイガーが優勝しましたが、
なぜタイガーはそんなことを願ったのでしょうか?
私だったら、「外れろ!」と祈ってますね^^;
まだまだ相手の成功を喜ぶ心が足りません。
もっと幸せになれるということですね!
で、タイガーがなぜそう願ったのかには、
複数の説があります。
1.もし、外れることを願って入ってしまった場合、
メンタルが落ちた状態でプレーオフを戦わないといけないので、
メンタルをダウンさせないため。
2.パットが常に入るイメージをするため、
たとえ相手のパッティングであっても入るイメージをした。
3.相手のミスで勝ちたいと思うのは、
後ろ向きで自分に自信がないことになる。
逆に相手がパットを入れても、
相手のハイパフォーマンスをさらに上回って勝つ自信がある。
つまり自分自身で、
自分は強いということを確信していることになる。
3.とかめっちゃカッコいいっすね!
ライバルがいるほど成長できるってこういうこと
なんですね。
ドラゴンボールの悟空もこんな感じですよね。
相手が強ければ強いほどワクワクする!
私はタイガーや悟空の境地には達していないですが、
他の人との比較をあまりしなくなったのには、
理由があります。
それについては、こちらで詳しく書いていますので、
よろしければご覧ください。
まとめ
幸せな人は他人との比較をあまりしないので、
成功を心から喜ぶことができる。
一方で、不幸な人は他人の失敗や破滅に安心する。
人との比較に気が向きすぎる人は、
常に傷つきやすく、何かにおびえ不安を抱えている。