ドリームキラーとは?
あなたは、ドリームキラーという言葉をご存知ですか?聞かれたことがある方もおおいのではないでしょうか?
直訳すると、「夢を殺す人」・・・、ん~こわい(T_T)
ドリームキラーとは、
あなたが誰かに夢や目標を話した時に、それを否定するような言葉を使って、あなたの夢を諦めさせようとしたり、その夢を考え直させるようなことを言ってくる人です。
これだけ聞くとなんだか嫌な人ですね^^;
ドリームキラーには二種類ある
ただ、認知科学者の苫米地英人氏いわく、
ドリームキラーには二種類のタイプの人がいるそうです。
1.善意のドリームキラー
あなたのことを本当に心配している「実はいい人」。親や友人、学校の先生などはこのタイプが多い。
2.悪意のドリームキラー
あなたに対して妬みや僻みを抱きながら、あなたの将来の夢を壊そうとする人。
ドリームキラーというネーミングからすると、こちらのタイプの方がしっくりきますね^^;
一見まったくあなたの夢や目標を否定する動機がことなるように見えますが、実はどちらのタイプにも共通していることがあります。それは、・・・
自分自身を守るために、あなたの夢や目標を否定しているということです。
※善意の場合は無意識的、悪意の場合は意識的
どういうことかと言うと、人にはそれぞれ自分の心地よい領域(=コンフォートゾーン)があります。
あなたが変化することによって、自分のコンフォートゾーンが乱されてしまうのでは?という不安が起こるので、あなたの夢や目標を否定して諦めさせようとするということです。
たとえば、子どもが一人暮らしをしたいと言ったときに親がとめるのはまさにですね。子供のことが心配でやめさせようとしているのだけれど、実は無意識に、今まで慣れ親しんだ生活環境が大きく変わってしまうことへの防衛反応が起こっているということです。
では、このドリームキラーにはどう対応するのか?ということになるのですが・・・、
ここまでドリームキラーの説明をしておきながら、私はこの人たちはドリームキラーではないと考えています。
他人はドリームキラーではない!
私が考えるドリームキラーは「自分」です。
自分が絶対にこうしたい、こうなりたいと思っていたら、他人にそれを否定されようが、諦めろと言われようがやろうとするはずですから。だから、他人はドリームキラーにはなり得ない。
もし、他人になにか言われて諦めてしまうということは、自分の心に不安や迷いといったネガティブな気持ちがあって、誰かに止めて欲しいとか、〇〇という条件が揃ったらやろうと思っているからなんです。
そして、その自分の不安や迷いに打ち勝てずに諦めたことを、誰々に反対された、否定されたから仕方なく諦めたんだと自分をフォローしているだけ。
こんなことを言っている私は多々こういったことがありました。本当は俺はやりたかったけど、親が反対したからとか、誰々さんが「無理やろ」と言ったからとか。
今思うと、止められてホッとした自分がいたなと思います^^;
ドリームキラーを焼き尽くせ!
この記事を書いていて思い出したのが、
書籍:『人は仕事を通じて幸福になる』(ジョシュア・ハルバースタム 著,桜田 直美 訳 ディスカヴァートゥエンティワン 2013年)に書いてあった次のエピ―ソです。(要約)
ある若いバイオリニストが、名演奏家の前で演奏し、演奏後「技術は素晴らしいが、いちばん大切な情熱の炎が欠けている」と言われ、プロになるのを諦め医者の道へ。
20年後偶然にも再開したときの二人の会話(バ:若いバイオリニスト、名:名演奏家)
バ「私に情熱の炎がないというのは、演奏のどんな点からわかったのですか?」
名「いや、わからなかった」「私は若いバイオリニスト志望者には、いつも同じことを言っている」
バ「私だったから良かったものの、他の偉大な才能を潰してしまうかもしれないのに」
名「情熱の炎を持っている者は、私のいうことなど気にしないのだよ」
これですよね!
「あなたは情熱の炎を燃やせていますか?」
まとめ
ドリームキラーは「自分自身」
ドリームキラーは情熱の炎で焼き尽くせる!