成果を出したければ競争をやめる方がよい!?

マインド

競争で成果は上がらない

成果をあげさせるために、社員同士の競争心をあおるというマネジメントの仕方は未だに多くの企業で行われています。そして、社員さんもその競争に勝つため日々自分の仕事に取り組んでいらっしゃいます。あなたもそうかも知れませんね。

真面目なあなたほど、成果が上がらなかったとき、競争相手に負けたときに悔しい思いや、自己嫌悪の気持ちを強く抱いているでしょう。

今度こそ!・・・と思われているかもしれません。
しかし、実はその競争意識こそ、あなたが成果を上げることを邪魔している可能性があります。

“競争心をモチベーションにして行動する人は、それ以外の人、たとえば克己心などをモチベーションにしている人に比べ、よい結果が残せないということがわかった。”
(引用元:『人は仕事を通じて幸福になる』 ジョシュア・ハルバースタム 著,桜田 直美 訳 ディスカヴァートゥエンティワン 2013年)

この著書によれば、様々な職業、性別、年齢の人を対象に詳細な研究を行ったところ、上記のような結果が出たそうです。

競争すると、(1)創造性が減少する、(2)仕事の質が低下するので良い結果が出ない。

さらに、これはスポーツでも同じで、ただ相手に勝つことだけを目標にしている選手よりも、自分なりの目標を決めている選手のほうが良い結果が得られたそうです。

ということは、競争して相手よりも上に立つということを目指すのではなく、自分自身の目標を持って、自分を向上させることにフォーカスした方が良い結果を得られるということがわかります。

単純にどちらがやっていて楽しいかというのもありますよね。

競争を意識するあまり野球が下手になった!?

そう言えば、・・・

かなり古く、さらに低レベルな話で恐縮ですが、私の小中学生時代のことを思い出しました。

私は小中学生の時に部活で野球をやっていて、小学生時代はただ野球が楽しかったのですが、中学に入ってからは、野球を楽しむということが少なくなっていきました。

練習の強度の違いや、上限関係が厳しいなどの要因もあったのですが、とにかく周りと自分を比較して、競争に勝つことばかりを考えていました。

本当はやりたいポジションがあったのに、そのポジションではレギュラーになれそうにないから他のポジションを狙う、チームメイトが活躍しても素直に喜べない、チームメイトがミスをすると、自分の出番がくるかもと思い期待してしまう。などなど。

全然楽しくなさそうですし、単なる嫌なヤツですよね・・・。

こんな調子で、自分のプレーややることに集中できていなかったので、全然野球がうまくなりませんでした。むしろ、小学生のときより下手になったんじゃないかと思っていたくらいです。いや、絶対下手でした(T_T)

 

では、このような悪影響をおよぼす競争意識を手放すのにはどうすれば良いのでしょうか?

競争意識を手放すためには?

競争意識は相手がいるからこそ生まれてくるもので、その相手との比較ばかりをしていると、自分を向上させることができなくなってしまいます。

ということは、他人との比較をやめることが必要なのは間違いありません。
口で言うのは簡単なんですよね・・・。

今までの人生で競争に慣れてしまっている人が比較をやめると、周りから自分だけが取り残されたように感じたり、どこに向かってよいのかわからなくなって不安になるでしょう。

そんな時に、自分で選んだゴールがあれば、周りと比較せず、自分を成長させることだけに集中して進んでいくことができます
それが、自分の世界観を実現するためのライフミッションであればなおさらです。

私が競争意識や比較を手放せるようになってきたのは、ライフミッションのおかげなんです。

最後に、競争がすべてダメというわけではないので、それをご紹介。

成果が出せる競争がある

競争は英語でcompetition。この言葉の起源はラテン語でcompetere、「共に栄える」という意味だそうです。他者の上に立つとか、優劣をつけるという意味ではないんですよね。

つまり、本来の「競争」であれば、お互い切磋琢磨して高めあっていくことができます。

私がお世話になっている、コンサルタントの中村仁さんがおっしゃっている「健全な競争」がまさにこれに当てはまるなと思い出しました。

健全な競争をするためには、そこにいるメンバーがお互いに応援しあい、一人の成功や成長をみんなが喜べるという場が必要です。このような場を「安心・安全・ポジティブな場」(※)と言います。

残念なことにそういう場というのは、なかなかないですよね^^;
ですので、私の目標として安心・安全・ポジティブな場という考え方と、実際にそういった場を一つでも多く増やしていくことに貢献したいと思っています。

※(「安心・安全・ポジティブな場」という言葉は、コンサルタントの和仁達矢さんが作られた言葉です。私は、先ほどの中村仁さんや理念実現パートナーの生岡直人さん、LMC協会から学ばさせていただきました。)

まとめ

・間違った競争意識では成果は上がらない
・競争よりも自分の目標に集中する人のほうが良い結果がでる
・競争を手放すためには自分の目標を持つこと
・健全な競争は成果をもたらすことができる
・健全な競争には、安心・安全・ポジティブな場が必要