TED「人を助けることで幸せになれる ― でもそのやり方が重要」要約

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「人を助けることで幸せになれる ― でもそのやり方が重要」の要約です。

エリザベス・ダン

Helping others makes us happier — but it matters how we do it | Elizabeth Dunn

要約

幼児の頃から備わる他者に与える喜び

 

幼児でさえ、他人に与えることに喜びを示すことが研究で分かった。

 

ある実験で、2歳の子どもたちにクラッカー(お菓子)をいっぱいあげて、それから、おサルのぬいぐるみにも少し分けてあげる機会を与えた。

 

幼児の感情的反応を記録しデータから分かったのは、幼児はクラッカーをもらった時よりも、おサルに分けてあげた時に一層の喜びを示した。

 

この温かい喜びの気持ちは、大人になっても続く。

 

お金を人のために使うことは幸福度を高める

世界の20万人以上の成人を対象にした調査結果を分析すると、3分の1近くの人が、1ヶ月の間にいくらかでも寄付をしていた。

 

目を引いたのは、世界の主要な地域のすべてにおいて、本人の経済状況を考慮に入れたうえで、寄付した人は、寄付しなかった人よりも幸せだったこと。

 

寄付は、収入としてその倍を手に入れるのと同じくらいの幸福感をもたらしている

 

しかし、単にお金を寄付するだけでは物足りないと感じる。

 

お金だけでは十分ではない

 

人は、自分が助けている人との繋がりを実感し、相手の生活にもたらされる変化を容易に思い描けるとき、与えることの効果が急上昇する

 

たとえばある実験で、参加者に少額のお金をユニセフか、スプレッド・ザ・ネットに寄付する機会を与えた。

 

ユニセフは非常に大きく広範な基金なため、自分の小さな寄付が、どんな違いが生むのか 想像しにくいところがある。

 

一方、スプレッド・ザ・ネットは、すごく具体的なことを約束している。10ドルの寄付ごとに、子供をマラリアから守る蚊帳が1つ提供されると。

 

実験の結果、スプレッド・ザ・ネットでは、寄付額が大きくなるほど、その後の満足感は大きくなっていたが、ユニセフへの寄付では、感情的な「投資収益率」がまったくなくなっていた。

 

これが示しているのは、価値ある慈善事業に寄付するだけでは、必ずしも十分ではないということ。

 

自分のお金によって、正確にどんな違いが生まれるのかはっきりイメージできる必要がある。

 

私たちはみんな、与えることに喜びを見いだすことができるが、それが無条件に起きると期待すべきではない。

 

お金を使って他人を助けることが、必ず幸福度を高めるわけではない。

 

どうやるかが重要で、自分の行いによって、具体的にどんな効果を生んだのかを目にでき、助けている人やコミュニティと接することのできるなどの機会があることが必要。

 

私たちは与えることを 「すべきこと」として考えてきた。それはその通りだが、そのようなとらえ方は、人間であることの一番素晴らしい部分を見落とすことになる。

 

人間は他の人を助けることに喜びを感じるよう進化してきた。与えることを、単なる道徳的責任ではなく、喜びの源として考る。

 

まとめ

 

・人は、幼児から大人まで人を助ける、人に与えることで喜びを感じる。

・寄付などで、人のためにお金を使うことで幸福を感じるが、それだけでは十分ではない。

・自分の行いによって、具体的にどのような効果があって、助けた相手の生活にどんな変化があったのかを実感し、さらに、その助けた人たちと接する機会があると、幸福度が急上昇する。

 

感想など

 

自分の行動によって、目の前の人が喜んでくれるだけでも嬉しいですが、ましてや人生が大きく好転していくような様を見ることができれば、この上ない至福の時でしょうね。

 

私は、安心・安全・ポジティブな場を広げていくこと、そして、ライフミッションを見つけるサポートをとおして、一人でも多くの方のそんな瞬間に立ち会いたいなと思っています。

 

 

 

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