レジ袋有料化は根本解決にはならない。
7月1日からプラスチック製のレジ袋が有料になっていますね。
当日、準備していたエコバッグを持参し、事務所近くのコンビニにいきました。
商品のバーコード読み取りが終わると、レジから「レジ袋はご入用ですか?」という音声が・・・^^;
誰に応えたら良いのかと一瞬ちゅうちょしていると、店員さんが「レジ袋はどうされますか?」と聞いてくれてひと安心^^;
お会計が終わり、さっそうとマイバッグに商品を入れて、私のマイバッグ初体験は終了しました。
印象は、後ろに人が並んでいたら焦りそうだなということですね。
中身が漏れるかもしれない商品は丁寧いれないといけないですが、後ろにたくさん人がいたら・・・
スーパーみたいに、買った商品を入れるためのスペースを確保するのも難しそうですしね。
それでも、それ以降何度かコンビニ行っていますが、すでにこなれてきた感はあります。
そのうち当たり前に感じられるようになるのでしょう。
ところで、日本ではじまったばかりのレジ袋有料化ですが、海外では逆に有料化が廃止になっているそうですね。
海岸に漂着しているゴミの映像を見ると、これは確かになんとかしないといけないなと思いますが、レジ袋の有料化は、プラスチックごみ削減にはあまりつながらないからだそうです。
日本国内の海岸に漂着したプラスチックごみのうち、ポリ袋はわずか0.3%だそうです。
ちなみに、家庭から出るゴミのなかで、一番多い漂着ごみは飲料用ボトルの12.7%(環境省発表)
さらに、プラスチックゴミの年間総量は900万トンですが、レジ袋に使われているプラスチックは年間20万トンらしいです。
さらにさらに、下手をすると使用回数によっては、、エコバッグの方がCO2排出量が多くなってしまう可能性もあるとのことですし、
エコバッグを洗濯することでむしろ海洋汚染につながるという可能性もあるそうです。
レジ袋の有料化は、「ゴミを減らしましょう」という、啓蒙的な意味合いでは効果があるのかもしれませんが、実質的な効果はなんとも・・・ですね。
このレジの袋有料化から私が考えたのは、枝葉末節をちょろちょろいじるだけだと、結局なにも改善しないし、下手をするとより状況が悪化することさえありえるということ。
悩みや問題は根本原因を知らないと悪化する
なぜなら、私がそれを経験したからです。
以前の私は、いろんなノウハウを取得しようと様々なセミナーや講座に参加していました。理由は、もっと自分のノウハウや知識を増やして、高額な商品・サービスを提供できるコンサルタントになりたかったからです。
当時の私は、社会保険労務士としての自分に価値が見いだせず、同業者や他の専門家の人たちより劣った存在だと思っていました。劣等感ですね。
ですので、いろんなノウハウを手にさえすれば、劣等感が払拭されると思っていました。
しかしです。何をやってもその思いは消えない。
しかも、そもそもノウハウを取得しても、それをお客さんに提供するところまでいかない、つまりセールスがうまくできないということも多々ありました。
これによって、より一層自分はダメな奴だ、誰にも勝てないという気持ちが強化されていきました。
どうでしょう、まさにレジ袋と同じような感じではないでしょうか。
エコバッグの活用による環境悪化=ノウハウが活用できない、売れないことによる自己嫌悪
根本的な部分を解決しようとしない、もしくは根本原因がわかっていないと、いくら小手先のことを頑張っても、結局何も変わらない、改善されないということになってしまいます。
私の根本原因は、自分が人生において何をやりたいのか、何を伝えていきたいのかがわかっていないことでした。
その状態で、ただただまわりと比較して、負けたくない、バカにされたくないと思ってやっていたので、実はそのノウハウを取得することも、お客さんに売る「理由」がなかったんです。
理由や目的がないことを我慢してやって、状況を悪化させていました。
根本原因がわかってからは、まわりと比較することが少なくなってきたので、劣等感を抱くことが徐々になくなっていきました。
まったくゼロにはなっていないですが^^;
まとめ
・レジ袋有料化がゴミの削減につながらないのは、根本的な部分を解決しようとしていないから。
・このことを自分にも置き換えて考えてみましょう。
根本原因がわからないまま、枝葉末節のことばかりをやっていないか?
下手をすると、状況をより悪化させてしまうことになりかねない。
・根本原因はなにかを常に意識する。